昨日今日

三月二十五日

週明けバイト。お昼に今週は残業と告げられる。久しぶりだし別にいい、行こうと思っていたオイル交換に行けないくらいで。

今日の上司との会話

アイドリングストップの必要性について

・トランクの半ドアで非常灯はつくのか

・ダイアン津田が中耳炎で手術したこと

・イッテQで出川がタイヘ行ったこと

今日も平和に真面目に働きました。おわり

 

三月二十六日

明日はノー残業デーなので帰りにオイル交換をする。先週くらいからそろそろオイル交換しなきゃなーって思っていて、来週(今週)の月曜日でいいか、と思っていたら残業でオートバックス間に合わず。車が壊れたりしないだろうかとそわそわしながら、あと2日、あと1日、あとちょっと耐えてくれって感じで、先週まで呑気に考えていた事が、不本意に自分のリミットを超えてしまうと急に意識したり焦り出したりしてしまう事、他にもあるなーって思った。ここ2週間くらい自暴自棄になっていて、鴨川のベンチや、出町柳のファミマのアイスコーヒーを思い浮かべながら、全てを手放したくなってしまっていたけれど、なんとか少しずつ戻ってきた感じはある。

 

三月二十七日

今日は一日中晴れ。それが気持ちよくてお昼休憩に車の座席を倒せるギリギリまで倒すと窓から見える景色が全て青で、たまに流れてくる雲を追うぼーっとしているとなぜか頭の中にコバヤシさんがやってきた。ひょろっと背が高くとんがり帽子とマントを羽織ったコバヤシさん。去年末に篠山から京都に引っ越していって、今月初めに一度帰ってくるからmaiで集まろうと連絡が入った。行ってみるとタカブルのマツウラさんとサシで飲んでいてそこに加わる。同棲すると思って引っ越した京都に1人で住んでいる事、付き合っていると思っていたらそもそも付き合っていなかったという事、ライブハウス外の話、井倉木材でのOLとの間接キスの話など近況を聞く。ほんとうはコバヤシさんみたいなスピード感で生きていきたい。翌日お店に寄ると言っていたけど、現れず。多分その日コバヤシさんにとって都合の悪い話をしてしまったからだと思う。代わりじゃないけど、ヨシナリさんが来て、コバヤシくんは悪い意味でまともになってきている。と言っていた

 

 

昨日今日

三月二十日

春分の日。祝日で、てっきりバイト休みだと思っていたらまさかの出勤で、前日に慌てて八上書林臨時休業報告、迷ったけど。迷ったけど、まだまだバイトの一万円が捨て難く、またそれが悔しい。本を売って金稼げよって誰かが言っている。誰かが、このままじゃまた趣味でやってんの?ってまた聞かれちゃう。趣味でやるには趣味悪過ぎ。雨だし、バイトのポジションは最悪で、おばちゃんたちはうるさい。あと2日

 

三月二十三日

朝からお店で本をピックし大阪へ。大正にある井尻珈琲焙煎所へ本の入れ替え。雨だから道が混む。ゆるやかに頭痛がはじまっている。低気圧による偏頭痛。今回はまだまし。入れ替え中、お客さんに、いつからここで本売ってるの?って聞かれて、えーっと、2年くらい?ですかね。って答えて、帰りにそういえば井尻さんの所はいつから本販売してたっけなーって調べたら、2021年の8月からだった。2年と8ヶ月。耕し続けた畑がようやく少しずつ、という実感はあるけど、そう思った瞬間びっくりするくらい外す時がある。見えないお客さんとの対話は難しい。店舗を始めるようになってよりそう感じている。

エースで4番ばかり並べても勝てない事をそうそうに思い知らされた大切な委託先。勝ち負けではないんだけどね。前回の自分には勝ちたい、そう思って。入れ替え後に飲むネル一杯。今日いつもと違う器だった。今月もよろしくお願いします

 

三月二十四日

今日も朝ギリギリまで寝てスタートダッシュかますように一日が始まる。バタバタと時間が過ぎていき、譲れない優先順位をこなし続けると必然的に皺寄せとして省くことになるのがお昼ご飯。この循環良くない、ほんとうに。そう思いつつも、僕には中々難しい。去年末から最近にかけてありがたい買取が続き、山、自然、動植物関係の本が多く入ったので、壁に棚を増やす。

 

昨日今日

三月十五日

バイト。ここ2、3週間タイ人2人とレーン作業。ミュウとビュウ。ミュウは人懐っこくて、ビュウは人見知り。2人が繰り返し教えてくるので、おはようとか早い、遅い、疲れたとかタイ語の単語少し覚えた。僕がミスをするといつもミュウが「イシダ、ネムイ」と馬鹿にしてくる。彼女らはこの仕事を7年続けているらしい。バイト終わりそのまま京都へ。急ぎすぎて道間違える失態5分ロス。4月に本の販売をさせていただく山居の居山さんと打ち合わせ兼ご飯会。20時待ち合わせだったけど、道が混んでいて案の定ギリギリ。既にギリギリなのに高島屋GODIVAに急いで寄る。ギリギリ攻めるねぇ、ごめんなさい。5年ほど前、初めて山居さんに行った時ここで本を販売できたらどれだけ良いだろうと思っていた。北海道民芸家具で統一された座り心地の良い椅子にBGM、優しさの塊のような空間。アイスコーヒーの美味しさに衝撃を受けた。ここには本が必要だと思った。ここは本が生きる空間だと思った。年明け初出店。さあさあ、

 

三月十六日

7時に家を出たいから、6時半に起きたのに、家を出たのは7時15分で、お店についたのは8時前。9時にはoitoにつきたいからお店を8時55分には出なきゃいけなくて、本の入れ替えの準備に必要な時間は大体1時間半程度だけど、あと1時間しかない。いつもこれ過ぎてほんと何回やってんのって感じで、全力。無事、9時10分にお店を出れたから15分遅れのまま巻き返せず。今日はスタッフでリコちゃん(梅本)が居て、久々に見た!って思ったけど、そもそも僕が久々に来たからなのでは、と後から思った。ヤマカドさんにも会えて少々安心、変わらずで。帰り際、またyokachoro行きましょうと話す。いつもはまた予定合わしましょう、と言うのに、今日はまたこちらから連絡します。とおっしゃっていた。相当忙しいのだと思う。最近oitoの棚が良い感じ。ちゃんと想像ができている。ここから本を手に取る瞬間を

 

 

昨日今日

一月二十二日

一年前の話をした。一年前のお店にはまだ何も無い。壁に棚板を4枚つけたのみ。秋に塗った壁が白くて綺麗だった。一年前の明日は、思い出したくもないほど汚い共有のトイレと炊事場を掃除した。湿気で中が腐った引き出しは崩壊していて、ただの筒になっていた。謎のフライパンを捨てた、カビだらけの冷蔵庫は奥に押し込んだ。あれから炊事場は閉め切ったまま。シャットアウト

 

一月二十七日

年始にコタニさんから送られてきた年賀状がとても良くてずっと眺めている。お店のデスクに立て掛けて眺めている。城山の上で撮ったという家族5人の写真、その横に謹賀新年のハンコ。何が良いのだろうと考える。写真はもちろん良いし、画角なのか、構成か、しかし良い。コタニさんは小谷木材店の店主で、夜の晩酌に阿部薫を聴きながら金子光晴寺山修司深沢七郎を愛読するイケてるおじさん。細見綾子を教えてくれた人

 

一月二十八日

maiで働くリコちゃんがお友達を連れて来店。その一人が、東京の大学院を卒業するらしく、就職はフィールド・ワークだと言っていた。とても良い表現だと思った。その気持ちがあれば頑張れた気がする。。柄谷行人を買っていく

 

 

 

 

昨日今日

  

一月十八日

あの日、遅い時間に峠で鹿と衝突した。車は廃車で血まみれの鹿は逃げて行った。あの時の鹿の悲鳴と衝突の感触がずっと鮮明で怖い。一度止まると、もう進めないかもしれない気がしてずっと動き続けていたから、暗示かもしれないと思った。左側ばかり事故る車とお別れ。

 

一月二十一日

ようやくお店に見えてきた。どこからか、ぽつりぽつりと人が来てくれて、来ない日も沢山あるけど、こういうの入れたらあの人、反応するかなぁとか、もう少しゆっくり本を選びたかったのではないだろうか、もしかしたら、一言声を掛けたら手に取ってくれていたかもしれないとか。ここに流れる時間を編集する。