昨日今日

  

一月十八日

特になにか起こったわけでも、続けられなかったわけでもない。

何かあったとすればあの日、鹿と衝突して事故ったことくらい

車は廃車で血まみれの鹿は逃げて行った

あの時の鹿の悲鳴と衝突の感触がずっと鮮明で怖い

一度止まると、もう進めないかもしれない気がしてずっと動き続けていたから、

暗示かもしれないと思った

左側ばかり事故る車

 

一月二十一日

ようやくお店に見えてきた。

どこからか、ぽつりぽつりと人が来てくれて、来ない日もあるけど、

こういうの入れたらあの人、反応するかなぁとか

もう少しゆっくり本を選びたかったのではないだろうか、とか

もしかしたら、一言声を掛けたら手に取ってくれていたかもしれないとか。

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